池田理化オンラインカタログ

Supercritical Fluid chromatography（SFC）は、二酸化炭素（CO₂）を移動相に使用する画期的なクロマトグラフィーです。装置内で圧力と温度を調整し、CO₂を液体と気体の両方の性質を持った超臨界流体にして分離を行います。
順相LCに置き換わる技術として使えることに加え、CO₂には引火性がないため、質量分析計とのオンライン接続が可能となり、「安全な順相オンラインMS検出・分取」が実現します。しかも、CO₂は自然に気化するため、回収される溶液は少量になり、蒸発乾固など分取後の作業をすばやく簡便に行うことができます。また、これまでの移動相として用いていた有機溶媒をCO₂に置き換えることで安全性が大きく向上し、購入・廃棄などランニングコストを大きく削減します。