本システムでは、JavaScriptを利用しています。JavaScriptを有効に設定してからご利用ください。
本文へ
ホーム
ニュース一覧・詳細
お知らせ
研究機器カタログ
オンラインカタログ
実験室プランから探す
製品カテゴリから探す
-
カタログDB
キーワード検索結果一覧
製品比較
比較リストページ(印刷用)
お問い合わせリスト
製品お問い合わせ
取り扱いメーカー
ピックアップ
オリジナル製品
機器管理システム
移設支援・機器管理
再生医療研究情報
TEST STATiON
TEST STATiON専用お問い合わせ
JASIS2022出展情報
JASIS2023出展情報
JASIS2024出展情報
IKEDA情報局
キャンペーン情報
ウェビナー情報
イケダ・オンライン
展示会情報
池田理化 - 展示会案内 - 2025年 展示会
池田理化 - 展示会案内 - 2024年 展示会
池田理化 - 展示会案内 - 2023年 展示会
JASIS2021出展報告
お役立ち製品情報
会社情報
社長メッセージ
会社概要
拠点一覧
沿革
環境・研究・CSR活動
ブリッジフェロー制度の取組み
環境への取組
CSR活動
カーボンニュートラルへの取り組み
カーボンニュートラルへの貢献
地球環境に配慮した事業所を目指して
財務情報
採用情報
会社を知る
会社概要
池田情報局
仕事を知る
仲間を知る
営業系社員
事務系社員
専門領域系社員
採用要項
キャリア採用
エントリー マイナビリンク
福利厚生
募集要項
よくある質問
2023内定者専用ログインページ
2021選考中の方専用ログインページ
キャリア採用
エントリー
福利厚生
新卒募集要項
お問い合わせ
製品・サービスに関するお問い合わせ
会社情報・採用情報に関するお問い合わせ
サイトマップ
ご利用規約
プライバシーポリシー
HOME
HOME
ブログ
おすすめアプリケーション
おすすめアプリケーション 創薬応用
おすすめアプリケーション 細胞加工
おすすめアプリケーション 閉鎖系分注(CellSealVial)
SAITAS製品概要
メーカー紹介
池田理化賞
SAITASとは
お問い合わせ
企業サイト
Fluigent 社Organ On Chipプラットフォーム「OMI」に触ってみた
HOME
/
ブログ
/
Fluigent
社Organ On Chipプラットフォーム「OMI」に触ってみた
Fluigent
社Organ On Chipプラットフォーム「OMI」に触ってみた
2025年03月06日
製品情報
昨年の動物実験代替法学会でも展示していたフランスFluigent社のOrgan On Chipプラットフォーム「OMI」について、日本で輸入販売を手掛けているASICONさんのご厚意によりデモ機をお借りし、装置について勉強させていただきました!
Organ On ChipなどのMPSの試験系は、チップ、細胞、そして送液系の3要素にて構成されます。弊社でもMPSの送液系には複数メーカーの特徴あるポンプを研究の要望に応じて紹介していますが、微量送液は代理店が思う以上に複雑で奥が深いものです。Fluigent社の送液システムといえば「Flow EZ」。これは脈動なく極微量の液体を精度高く送ることができるため、第一選択として挙げられるほど広く知られています。PCを使ったインターフェースは全体が把握しやすく、スタンドアロンでも使用できるのが良いところ。フランスのメーカーらしく、洒落たデザインも魅力の一つです。
しかし、Flow EZに限らず、マイクロ流体デバイスの試験では、試験に応じたチップ以外の流路を組むことにも慣れが必要です。流路のプライミングや接続の手順など、慣れてしまえば面白いと感じる人も多いですが、これを面倒に感じる人もまた非常に多いです。チューブの本数も増えますし、チューブの長さによってプライミングの液量も変わります。気が付いたら机の上をケーブルとチューブが這い回り、組んだ後は送液の制御を考える作業が待っています。
その点、一見お弁当箱のような形をした「OMI」はこれらの課題を解決する製品だと思いました。面倒な送液系は本体とディスポーザブルのチップにまとめられているため、ユーザーはこれらをセットするだけでハードウェアの準備は終了です。研究目的に合ったチップは別途用意する必要がありますが、これは特別なものを用意する必要なく、従来使用されていたチップが使用できます。
OMIのソフトウェアはFlow EZとよく似たわかりやすいインターフェースでしたが、このソフトウェアではプライミングはもちろん、1方向への送液やサーキュレーションなどのプログラムも可能です。これらをステップバイステップで視覚的に作成できるため、非常にわかりやすかったです。余計なことを考えずにサクッと組めるのは非常に楽ですね。
操作は本体だけでも可能ですし、タブレットからも制御できます。個人的にはタブレットPCでの操作が多くの情報を視認しやすく好ましく思えたのですが、実際に操作してみると、OMI本体の操作で次のステップに進められるが非常に楽でした。プロトコルを実行した後は、本体に表示されるガイド等に従って作業を進めるだけなので、おそらく使用に慣れるほどに本体で操作ができることを楽に感じるようになると思います。
プロトコルを開始すれば、タブレットPCや本体で圧力や送液量など動作状況を一目で確認できます。クラウドサーバにアクセスすれば、自宅PCからでも動作状況を確認可能です。
OMIは本体ごとインキュベータに入れられるため、長時間の試験系にも使用可能です。 Flow EZはインキュベータの中には入れることができないため、細胞をインキュベータ内で維持したい場合には、ポンプからチップまでの流路を長くする必要がありました。流路が長いとデッドボリュームも多くなりますし、取り回しが面倒になるんですよね…。そういう意味でもOMIは小回りが利く製品だなと思いました。
インキュベータの中にイメージング機器と一緒に入れられたらなぁと思いましたが、それは別途考えたいと思います。でも、MPSやOrgan On Chipの場合、タイムラプス観察はそこまで必要ないかもしれませんね。
最初に行うセンサーのキャリブレーションと試験終了時の洗浄、滅菌が少し手間に感じるかもしれませんが、チューブの管理やプライミングを手動で行っていたことを考えたら、こちらの方が楽かもしれません。OMIはFlow EZのようなポンプと比較して考える製品というよりは、ポンプから一歩進んだシステムで試験を行いたい方に向いていると思います。
私でしたら、複雑な試験(複数の液体を切り替えて送液したいとか、3液以上の液体を同時に流したいなど)系だったらFlow EZ、1~2液の送液を行うOrgan On chipだったらOMIを選択します。
実際にOMIに触れてみるまでは、Fluigent社のFlow EZのイメージが強すぎたせいかOMIはFlow EZの延長線上にある製品だと思っていましたが、実際に触ってみると、「Organ on chipプラットフォーム」はOMIの特性を的確に言い表しているんですよね。Organ On Chip自体の開発や、試験系の手軽な構築に興味がある方に最適だと思います!ご興味を持っていただいた方はぜひお問合せください。
一覧へ戻る