今年度読んでよかった本 【2022年度】

今年度読んでよかった本 【2022年度】

2023年03月22日
その他
今年度読んでよかった本 【2022年度】
「再生医療を助ける」という意味が込められたSAITAS。
2022年度も非常に多くのお客様からお話をいただき、ブログの更新もままならぬほど充実した毎日を過ごすことができましたことに感謝申し上げます(社内的な言い訳)。
周辺産業に携わるメーカー、それを使用する研究者の双方とお話をすると、再生医療が普及するためにはまだ新しい発想や未知の要因の発見が必要だと感じます。

今日聞いたアレ と 先週聞いたアレ を結び付けたら面白そう…。
今日お会いしたあの先生と、2年前にお会いしたあの人を引き合わせたら面白いんじゃないか…。

そんなことが頻繁に起こるため、頭の中はいつも大騒ぎしている毎日を過ごしています。2023年度もよろしくお願いいたします。

バタバタしていた年度末も無事?終わり、4月以降は本を読む時間が取れる嬉しい時期でもあります。気候も良いですしね。
普段とは全く意趣を変えて、今回は2022年に担当者が読んで印象に残った本を紹介します。
※本の内容やあらすじについては語りません。

〇三体(シリーズ)  著者:劉 慈欣
正確には2021年に読んだ本なのですが、面白すぎて2022年度にもう一度読みました。有名な?本なのでご存じの方もおられると思いますが、個人的には「星を継ぐもの」っぽい展開でドハマりしました。
「この世界が第3者によって管理されており、地球人は永遠に真実にたどりつくことがない」という設定からして興味をそそりますし、
次から次へと展開していくストーリーは長編であることを感じずに、一気に「三体」の世界に入り込み読み進めることができます。
個人的には「黒暗森林」が好きです。


〇怪物はささやく 著者:パトリック ネス
映画を鑑賞した後、原作も読みたいなと思っていたファンタジーです。子供向け、ということなのですが、多分14歳くらいが対象なのではないかと…。
私自身は、怪物が話す「角度が変わると解釈も変わる」物語から「事象の複雑さ」を強く感じたのですが、
読み終えた方の感想を聞くと、あぁそういう感じ方もあったよね、と読後も考えさせられる一冊でした。


〇ツァラトゥストラかく語りき 著者:ニーチェ
これも何度も読んでいる本なのですが、昨今の社会における閉塞感や停滞感から再び読みたくなりました。
インターネットによって「世の中のTOPの姿」を目の当たりにする機会が増えたせいか、自分の限界を早期に感じてしまう若者が増えている、というニュースを見て思い出しました。
これはニヒリズムだよなぁと…。今年度は特に思うところが多く、読後は自分も自分らしく頑張ろうと思えました。読んだのは中公文庫版です。

ピックアップしていくと意外に真面目な本が残ってしまいましたが、漫画も大好きです。子供とちいかわ読んでます。
2023年度もよろしくお願いいたします。