池田理化賞の2次選考が始まりました! チョークトークとは何ぞや?

池田理化賞の2次選考が始まりました! チョークトークとは何ぞや?

2022年07月27日
池田理化賞
池田理化賞の2次選考が始まりました! チョークトークとは何ぞや?
今年も数多くのご応募ありがとうございます! 
ご応募いただきました書類は全て拝読させていただき、毎年恒例の悩ましい1次選考が終了いたしました。

応募いただきました先生方が一番大変なのですが、我々も「選考する」という行為は本当に悩ましいです。
池田理化賞は「再生医療に関係していれば応募可能」という助成プログラムなので、広範なフィールドでの研究をご応募いただきます。
2次選考で話を聞きたい研究を選んでいくと、必然的に多く残ってしまうんですよね。
2次選考に進まれなかった先生方には申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、我々も悩みに悩んでいると思っていただけるとありがたいです。

池田理化賞の2次選考では「チョークトーク」による研究内容の紹介をお願いしています。
「チョークトーク」は黒板や白板に図表を書きながら、研究内容を説明する手法で、海外のアカデミアへの留学や就職時に行われることもあるそうです。

パワーポイントなどのプレゼンツールを使った方が説明しやすい、という意見も伺います。私もは発表者の立場ではそう思っているのですが、
聞き手側からするとチョークトークの方が「研究のなかで何が重要なのか?」というポイントがよく伝わるように思います。

もちろん先生方が発表を練習されたお陰もあるのですが、表現方法に制限があるので「何を伝えるべきなのか?」という部分にフォーカスできるのだと思います。
チョークトーク終了後に感想を伺うと、「講義(塾のバイト)のようだった」「同僚に説明しているようだった」という意見が多く、チョークトーク中にエンジンがかかる先生もおられます。

私も思考の整理をするときにはノートに書くこともありますし、ディスカッションではホワイトボードを使う方が盛り上がるように思います。
そう考えると、チョークトークって意外とやっていますね…。

池田理化賞は若手研究者の応援や、ステップアップするための登竜門として活用されることを目指しています。
肩ひじ張らずに挑戦いただけるようなプログラムにできればと思いますので、これを機に是非皆さんもチョークトークにチャレンジしてみてください。

※ZoomやTeamsのホワイドボード機能、結構便利ですよ。