社長メッセージ

最適な研究環境を創る × 安心 × サステナビリティ

リユース

株式会社池田理化
代表取締役 高橋 秀雄

私たちの価値は、実験科学の担い手に対して、最適な研究環境を創造することです。
研究機器群の提供だけではなく、研究情報・研究グラント等も組み合わせ、研究のゴールに近づく手段をご提案いたします。

実験科学の誕生は今から約500年前、哲学者フランシス・ベーコンにより提起されたと言われています。
すなわち、科学者は観察を行い、次いでその観察内容を説明する理論を立て、最後にその観察内容を厳格な実験によって検証する、というものです。

今後、AI等の新しいテクノロジーが急速に発展し、2050年のカーボンニュートラルが実現された社会の中で、私たちが携わる研究分野はどのような状態にあるでしょうか。

  • 実験過程が全てモニタリング・データ化され、実験ノートを書く必要がなくなる。
  • 全ての研究商材が、DX環境下で購入可能になる。
  • 汎用的な研究機器は全て共用化され、研究者が自由に利用できる。
  • 高額研究機器はコンタミリスク無しでリユース化され、諸外国よりも安価に使用できる。
  • 納品は、環境負荷のない輸送手段により行われる。
  • 全製品のLCA(ライフサイクル・アセスメント)データが開示・提供される。
  • プラスチック等のディスポーザブル品は、カーボンフリー品に代替される。
  • 温室効果ガス排出ゼロの冷媒を搭載したフリーザーのみが稼働している。

しかしながら、プロセスや環境が変化しても、最後のステップである「実験による検証」は存在し続けるはずです。

ー2031年生まれの、研究者を志した学生が大学に入学し、全ての研究者が夢を持ってワクワク研究しているー

私たちは、そんな未来を実現する「研究環境コーディネーター」として、バックキャストで思考することで、これらの状態目標の実現を意識しつつ、これからも研究者の皆さまのそばでサポートし続けます。


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プロフィール

高橋 秀雄
株式会社池田理化 代表取締役社長
池田理化リサーチセンター 研究代表
一般社団法人東京科学機器協会 理事
一般社団法人カーボンニュートラル・ウェルビーイング・ラボ 代表理事

2007年入社。米国出向赴任後に現職。2014年から若手研究者の支援を目的とした池田理化賞を開始。
2021年から創業90周年事業の一環として、博士人材がアカデミアと企業をブリッジすることで新たな価値を生み出す「ブリッジフェロー制度」を始動。
更に日本橋・神田地区のカーボンニュートラルの実現を目的とした社会実装研究に従事。

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程修了 同研究所研究員
>研究成果報告書はこちら

産学連携による、カーボンニュートラルでウェルビーイングな企業づくりに貢献するため、
2023年9月1日に、一般社団法人カーボンニュートラル・ウェルビーイング・ラボを設立しました。

カーボンニュートラルへの取り組み

企業理念

科学技術の発展を支援する事業を通して社会に貢献します

これからの事業の発展に向けて、当社は引き続き研究者へ最適なソリューションをお届けする研究支援事業を柱におきながら、産学連携への関わり、新技術・新事業領域への参入などにより、いささかでもわが国の科学技術の発展に貢献できる企業を目指します。

経営方針

1.変化の創造

わたしたちは、プロフェッショナルとして、高度な専門知識と情報収集力を基盤に、世界が変わり暮らしが変わるなかで、変化に追随するのではなく、変化を創造する一翼を担います。

2.安心と信頼のビジネス

わたしたちは、常にお客様に一番近い距離で、お客様の立場に立ち、「池田理化だから安心」というお客様からの信頼を誇りに仕事をします。

3.やりがいの追求

わたしたちは、社員一人一人が自然体で自由な企業風土のなかで、公平・公正な評価により、より高い次元にチャレンジしていくことができる、やりがいのある職場をつくります。

4.会社の持続的な発展

わたしたちは、常に時代の先を見つめ、新しい技術・事業に挑戦し、成長する分野に身を置くことにより、存在価値のあるリーディングカンパニーとして持続的な成長をはかります。

5.行動規準としてのコンプライアンス

わたしたちは、企業理念を遂行するために、コンプライアンスを行動規準におき、法令・規則・諸規定を順守することはもとより、高い企業倫理観を保持しながら行動します。